管理職昇進の断り方|出世したくないときに使える伝え方とNG例
今回は、管理職への昇進を打診されたけれど、出世したくない場合の断り方についてご紹介します。
会社員として働いていると、ある程度の年齢や経験を重ねたところで「管理職にならないか?」と声をかけられることがあります。
会社から評価されているのは嬉しいことですが、
「管理職にはなりたくない」
「今の仕事を続けたい」
「責任ばかり増えるのは嫌だ」
という人もいるのではないでしょうか。
私自身も管理職への昇進を打診された経験があります。
その経験から感じたのは、管理職になりたくないのであれば、曖昧な断り方をしないことが大切ということです。
今回は、管理職昇進を断るときにありがちなNG例と、私が考える断り方についてご紹介します。
結論:管理職になりたくない意思を明確に伝える
管理職への昇進を断るのであれば、まず大切なのは、
「管理職にはなりたくありません」という意思を明確に伝えることです。
「自分にはまだ力不足です」
「もう少し経験を積んでから考えたいです」
など、相手に余地を残した断り方をすると、
「では、もう少し経験を積めばお願いできるね」
と受け取られてしまう可能性があります。
私自身もそうでしたが、上司に気を使ってしまうと、ついつい遠回しな言い方をしてしまいます。
しかし、本当に管理職になりたくないのであれば、「今回は断る」ではなく「管理職になる意思がない」ことを伝えることが重要です。
「自分にはまだ力不足です」はNG?
管理職昇進を断るときに、よく使われるのが、
「自分にはまだ力不足です」
という言葉です。
もちろん、本当に自分の能力不足を感じているのであれば間違いではありません。
ただし、管理職への昇進を打診されているということは、会社側が「管理職を任せられる」と評価している可能性があります。
そのため、
「いやいや、あなたなら大丈夫」
「管理職になれば成長できるよ」
「最初は誰でも不安だから」
などと言われ、話が終わらなくなることがあります。
つまり、「力不足」という自分自身の評価だけでは、相手を納得させる理由にならないことがあります。
「自信がありません」も同じ
「自信がありません」という断り方も、基本的には同じです。
これも自分自身の気持ちを伝えているだけなので、
「大丈夫、私がサポートするから」
「やってみれば自信がつくよ」
と言われてしまう可能性があります。
管理職への昇進を本当に断りたいのであれば、
「自信がない」ではなく「管理職という働き方を希望していない」
という意思を伝えたほうが、話が伝わりやすくなります。
主観的な自己評価だけでは断りにくい
ここで一つ覚えておきたいのが、自分の評価と会社からの評価は別物ということです。
例えば、
「私は管理職になるほどの能力がありません」
と自分が思っていたとしても、上司は、
「十分に管理職を任せられる」
と考えているかもしれません。
逆に、
「私は誰よりも頑張っています。だから昇進させてください」
と自分から言ったとしても、上司が同じ評価をしてくれるとは限りません。
つまり、自分がどう思っているかだけでは、昇進の話を終わらせることが難しいということです。
管理職昇進を断るときは「なりたくない理由」を具体的にする
では、どのように断ればいいのでしょうか。
私が重要だと考えているのは、
「なぜ管理職になりたくないのか」を具体的に伝えることです。
例えば、
「現在の働き方を維持したい」
「管理職として人を管理する仕事より、現場の仕事を続けたい」
「管理職になることで、自分が希望している仕事から離れてしまう」
などです。
このように、単純に「自信がありません」と伝えるのではなく、自分が希望する働き方と管理職という仕事が合わないことを説明すると、相手にも伝わりやすくなります。
それでも何度も打診される場合は?
会社によっては、一度断っただけでは話が終わらないこともあります。
その場合は、
「今は管理職になることを希望していません」
という意思を繰り返し伝えることが大切です。
例えば、
「評価していただいていることはありがたいです。ただ、今後も管理職になることは希望していません。」
という伝え方です。
相手を否定するのではなく、会社からの評価には感謝しつつ、自分の意思ははっきり伝える。
このバランスが大切だと思います。
給与や待遇を理由にする方法もある
管理職になることで、
- 残業代がなくなる
- 責任が増える
- 業務量が増える
- 部下の管理が必要になる
- 休日でも対応が必要になる
など、待遇と責任のバランスに不満を感じる人もいると思います。
その場合は、給与や待遇について具体的に確認するのも一つの方法です。
例えば、
「管理職になることで給与はいくら変わりますか?」
「現在と比較して、業務内容と待遇はどのように変わりますか?」
「残業や休日対応についてはどのような扱いになりますか?」
と確認してみましょう。
感情的に「給料が安いから嫌です」と言うより、管理職になった場合の条件を具体的に確認するほうが建設的です。
「給与を3倍にしてください」はおすすめしない
以前の私は、管理職を断る方法として、
「給与を3倍にしてください」
くらいの無茶な条件を提示するのも一つの方法ではないかと考えていました。
確かに、会社側が簡単には受け入れられない条件を提示すれば、昇進の話を断ることはできるかもしれません。
しかし、現在改めて考えると、あまりおすすめできる方法ではありません。
なぜなら、無理な条件を提示することで、上司との関係が悪くなる可能性があるからです。
管理職になりたくないのであれば、わざわざ会社と揉める必要はありません。
まずは、
「管理職という働き方を希望していない」
という意思を正直に伝えることをおすすめします。
管理職を断るなら「曖昧にしない」ことが大切
管理職への昇進を断るときに一番避けたいのが、曖昧な返事です。
例えば、
「今はちょっと……」
「もう少し考えさせてください」
「自分にはまだ早いと思います」
という返答です。
これらは相手からすると、
「今は難しいけど、将来的には可能性がある」
と受け取られる場合があります。
本当に管理職になりたくないのであれば、
「管理職への昇進は希望していません」
と明確に伝えたほうが、お互いに話が早くなります。
それでも断ったことで働きにくくなったら
管理職への昇進を断ったことで、会社での扱いが悪くなるケースもあるかもしれません。
もちろん会社によって事情は違いますので、一概には言えません。
しかし、昇進を断ったことだけを理由に、
- 明らかに仕事を与えてもらえなくなった
- 不当に評価を下げられた
- 嫌がらせを受けるようになった
など、働き続けることが難しくなった場合は、今後の働き方を考え直す必要があります。
場合によっては、部署異動や転職を選択肢に入れることも必要だと思います。
まとめ
今回は、管理職昇進の断り方・出世の断り方について、私の経験をもとにご紹介しました。
管理職への昇進を断るときに大切なのは、
- 「力不足です」だけで終わらせない
- 「自信がありません」だけで終わらせない
- 自分が希望する働き方を伝える
- 管理職になりたくない意思を明確にする
- 給与や待遇などの条件を具体的に確認する
- 曖昧な返事で期待を持たせない
ということです。
管理職への昇進を打診されるということは、会社から能力を評価されている可能性があります。
だからといって、必ず管理職にならなければいけないわけではありません。
仕事には人それぞれ向き不向きがあります。
管理職として人をまとめることにやりがいを感じる人もいれば、現場で専門的な仕事を続けたい人もいます。
大切なのは、会社から評価されたことに感謝しつつ、自分がどのような働き方をしたいのかをしっかり伝えることだと思います。
管理職になりたくないのであれば、無理に理由を作るのではなく、自分の意思を明確に伝えてみてください。
この記事が、管理職への昇進を断ろうか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。


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