パワハラに悩み、「もうこの会社を辞めたい」「転職したい」と考えている方へ。
この記事では、僕自身がパワハラに悩みながら転職活動をした経験をもとに、転職活動で注意したことや、退職までにやっておいたことを紹介します。
前編では、転職エージェントへの登録から、キャリア面談、求人探し、書類作成、書類選考までを紹介しました。
まだ前編を読んでいない方は、先にこちらの記事を読んでいただくと、転職活動の流れがより分かりやすいと思います。
👉 「パワハラ上司から逃げる!転職までの手順解説【前編】」
今回は後編として、以下の4つについて解説します。
- 面接・筆記試験・適性検査
- 内定後の検討
- 退職交渉
- 業務の引継ぎ
僕自身の経験が中心になりますが、パワハラから抜け出したい方の参考になれば嬉しいです。
面接・筆記試験・適性検査
書類選考を通過すると、いよいよ面接です。
企業によって選考方法は異なりますが、僕が転職活動をしたときは、
- 1次選考:面接・筆記試験・適性検査
- 2次選考:面接
- 最終面接:役員などとの面接
といった流れの企業がありました。
特に僕が応募したような工場・製造業の現場系職種では、2次面接が最終面接になるケースもありました。
もちろん企業によって違うので、実際の選考内容は応募先ごとに確認しましょう。
面接の日程調整はどうする?
転職活動中は、基本的に現在の会社で働きながら面接を受けることになります。
ここが意外と大変です。
面接は平日に行われることが多いため、
「仕事を休まないと面接に行けない……」
という問題が出てきます。
僕が転職活動をしたときに感じたのが、面接時間をこちらから提案してみることの大切さです。
例えば、
「平日の18時以降でしたら仕事が終わってから伺えます」
と伝えてみる方法です。
実際、僕の転職活動では、仕事が終わってから面接に行くという日程調整に応じてもらえる企業もありました。
もちろん、企業によって対応できる時間は違います。
どうしても平日の昼間しか対応できない企業もあります。
その場合は有給休暇を使うなど、自分の仕事の状況に合わせて調整しましょう。
転職活動では、現在の仕事を続けながら転職活動をすることが基本です。
そのため、面接の日程調整では、
「現在仕事をしているので、この時間なら対応できます」
と伝えることをおすすめします。
無理をして現職に大きな影響を出す必要はありません。
面接対策
面接は、どうしても緊張します。
僕もかなり緊張しました。
しかし、面接は事前の準備と練習によって、自信を持って答えられるようになります。
ここでは、僕が実際にやった面接対策を紹介します。
YouTubeで面接対策を勉強する
これは僕がやってよかったことの一つです。
YouTubeで、
「転職 面接」
などと検索して、面接対策の動画をいくつか見ました。
僕は最低でも5本くらい見ることをおすすめします。
なぜ5本も見るのか?
それは、複数の人の解説を見ることで、自分に合った考え方を見つけられるからです。
動画を見ていると、
「この人も同じことを言っているな」
「この人は少し違う考え方だな」
ということが分かってきます。
同じ内容を何度も聞くことで、自然と知識も定着していきます。
分からないところがあれば、同じ動画を何度も見てもいいと思います。
面接で聞かれそうな質問を紙に書く
僕は面接で聞かれそうな質問と、その回答を紙に書いて練習しました。
そして……
自宅で声に出して練習しました(笑)
実際に声に出してみると、
「この文章、言いにくいな」
「この回答は長すぎるな」
といったことに気づきます。
頭の中で考えているだけでは、なかなか分かりません。
例えば、
- 自己紹介
- 転職理由
- 志望動機
- これまでの仕事内容
- 自分の強み
- 仕事で頑張ったこと
- 今後やりたいこと
- 退職理由
など、定番の質問については事前に答えを考えておくと安心です。
「もう準備することはない!」と思えるくらい準備しておく。
僕はこれくらいの気持ちで面接に臨みました。
筆記試験
筆記試験は、企業によって内容が違います。
僕が受けた試験では、一般常識に近い問題が中心でした。
特に印象に残っているのが……
算数です(笑)
分数の掛け算や、カッコが付いた計算など、
「これ、学生のころにやったな……」
という問題が出ました。
本来なら難しい問題ではないのですが、試験という緊張感もあり、思ったように解けませんでした。
中途採用では、企業によって学歴よりもこれまでの経験やスキルを重視する場合もあります。
筆記試験がある企業を受ける場合は、事前にどのような試験なのか確認しておくと安心です。
ただし、僕が転職活動をしたときに感じたのは、
筆記試験対策に集中しすぎて、面接対策がおろそかにならないようにすること。
面接対策もしっかり行いましょう。
適性検査
適性検査は、性格や仕事への適性などを見るためのテストです。
そのため、
「これを勉強すれば合格できる!」
というものではありません。
僕が一番注意したのは、
正直に回答すること
です。
適性検査では、似たような質問が形を変えて出てくることがあります。
そのため、自分を良く見せようとして無理に回答を作るより、普段の自分に近い回答をするほうが自然です。
「企業が求めている人物像に合わせないと!」
と考えすぎず、正直に回答しましょう。
内定後の検討
苦労して転職活動をして、ついに内定!
これは本当に嬉しい瞬間です。
僕もかなり嬉しかったです。
ただし、ここで焦って即決しないことも大切です。
僕が内定後に確認してほしいと思うのは、
面接で説明された内容と、実際の労働条件に大きな違いがないか
ということです。
例えば、
- 勤務時間
- 勤務形態
- 勤務地
- 休日
- 給与
- 手当
- 配属予定の仕事内容
などです。
面接で聞いていた話と、内定通知や労働条件の内容が違っていないか確認しましょう。
内定が出ると、
「やっと決まった!」
という嬉しさから、すぐに返事をしたくなるかもしれません。
しかし、最後まで冷静に確認することが大切です。
もし面接時の説明と大きく違う条件が提示された場合は、転職エージェントなどに確認してみるのもいいでしょう。
退職交渉
転職先が決まったら、次は現在の会社を退職するための手続きです。
僕にとっては、ここが転職活動の中でもかなり緊張した場面でした。
なぜなら……
パワハラ上司に退職を伝えなければならなかったからです。
退職交渉で僕が特に重要だと思ったのは、
- 退職日を決める
- 退職理由を考える
- 引き止められても意思を変えない
この3つです。
退職日はあらかじめ決めておく
まず、退職日を決めてから退職の意思を伝えることをおすすめします。
例えば、
「○月○日をもって退職したいです」
というように、具体的な日付を伝えられるようにしておきます。
有給休暇の残日数や転職先の入社日なども考えて、スケジュールを整理しておきましょう。
ただし、退職時期は雇用契約や会社の規定などによっても変わるため、事前に確認しておくことが大切です。
特に転職先の入社日が決まっている場合は、
現在の会社の退職日と、転職先の入社日がきちんとつながるように調整する
ことが重要です。
退職理由はどう伝える?
僕の場合、退職理由の本音はもちろん、
「パワハラが嫌だったから」
です。
ただ、直属の上司に、
「あなたのパワハラが嫌なので辞めます!」
と正面から伝えるのは、かなりハードルが高いですよね。
僕は直属のパワハラ上司には、
「自分には他にやりたいことがあるので、退職させてください」
という形で伝えました。
一方で、人事部や部長、社長から退職理由を聞かれたときには、パワハラが退職の大きな理由だったことを正直に伝えました。
ここは僕自身の経験ですが、直属の上司に退職理由をすべて詳しく説明する必要がないケースもあります。
大切なのは、退職の意思を明確にすること。
退職理由を伝えたことで話がこじれたり、感情的なやり取りになったりするのであれば、必要以上に説明しないという選択肢もあります。
引き止められても意思を変えない
退職を伝えると、会社によっては引き止められることがあります。
例えば、
- 給料を上げる
- 部署を異動させる
- 仕事内容を変える
- 「もう少し考えてほしい」と言われる
などです。
僕の場合も、退職を決めるまでにはかなり悩みました。
だからこそ、転職先が決まり、
「この会社を辞める」
と決断した後は、その意思を簡単に変えないことが大切だと思いました。
特にパワハラが原因で退職を決めたのであれば、
「今度は改善するから」
という言葉だけで判断せず、本当に問題が解決するのか、自分が安心して働ける環境になるのかを冷静に考えましょう。
僕の場合は、長期間悩んだ末に転職を決めていたので、最後は「もう後戻りしない」と腹をくくりました。
絶対に揺るがない「鉄の心」を持つ
これ、精神論に聞こえるかもしれません。
でも、僕にとっては本当に大事でした。
退職を伝えるのって、かなり体力を使います。
「今日言おう!」
と思って会社に行ったのに、
「やっぱり明日にしよう……」
となってしまう。
僕もそうなりそうでした。
そこで僕は、
「せっかくの機会だから、この状況を楽しんでみよう!」
くらいの気持ちで退職を伝えることにしました。
「上司はどんな反応をするんだろう?」
「どんなことを言ってくるんだろう?」
そんなふうに少し客観的に考えてみると、意外と口から言葉が出てきました。
もちろん、相手が威圧的だったり、身の危険を感じたりする場合は、無理に一人で対応する必要はありません。
人事・上司の上司・外部の相談窓口など、第三者に相談することも考えましょう。
業務の引継ぎ
退職交渉が終わったら、最後の大仕事です。
業務の引継ぎ。
僕は当時、班長を任されていたため、そこそこ仕事量がありました。
そのため、
「1か月程度ですべてを完璧に引き継ぐのは難しい」
と感じました。
僕自身、最初は「全部引き継がなければ!」と考えてしまい、かなり精神的に疲れました。
でも、退職する人が今まで担当していた仕事を、短期間ですべて完璧に引き継ぐのは簡単ではありません。
そこで大切なのが、
「最低限必要なこと」を優先する
という考え方です。
例えば、
- 毎日行う仕事
- 締切がある仕事
- トラブルが発生したときの対応
- 使用する資料やデータの場所
- 関係する担当者
- 注意点
など、後任の人が困らないように重要な情報を整理します。
僕は、
「100点の引継ぎを目指すのではなく、まず70点を目指す」
くらいの気持ちでよかったのではないかと思っています。
もちろん、会社のルールや業務内容によって必要な引継ぎは違います。
引継ぎにやる気がなさすぎるのもNG
一方で、
「もう辞める会社だから、あとはどうでもいい!」
という気持ちになってしまうのも注意が必要です。
退職が決まると、仕事へのモチベーションが下がるのは自然なことだと思います。
僕自身も、
「もうすぐ辞めるんだから……」
という気持ちはありました。
しかし、だからといって最後まで適当に仕事をしてしまうと、自分自身の評価にも影響します。
それに、転職先で働き始めたときに、
「前の会社では最後まで適当にやっていた」
という感覚を持ったまま新しい仕事を始めるのも、あまり気持ちがいいものではありません。
辞める会社だからこそ、
最後まで自分のできる範囲で仕事をする。
僕はこれをおすすめします。
「100点を取る必要はない。でも、最後まで70点くらいは頑張る。」
これくらいが、僕にはちょうどよかったです。
まとめ|パワハラから逃げるために転職する
今回は、
「パワハラ上司から逃げる!転職までの手順【後編】」
として、
- 面接
- 筆記試験
- 適性検査
- 内定後の確認
- 退職交渉
- 業務の引継ぎ
について、僕自身の経験をもとに紹介しました。
正直、転職活動はやることが多いです。
求人を探して、書類を作って、面接を受けて、内定が出たら退職交渉。
仕事をしながらこれをやるのは、かなり大変です。
さらにパワハラで精神的に疲れている状態なら、なおさらです。
それでも僕が転職活動を続けられたのは、
「この会社から逃げることができる」
という気持ちがあったからです。
転職活動がうまくいかないと、
「やっぱり自分には無理なのかな……」
と思うこともあります。
でも、書類選考に落ちても、面接に落ちても、それで終わりではありません。
僕自身も何社も応募して、落ちました。
それでも最終的には転職することができました。
もし今、パワハラに悩んでいるなら、
「ずっとこの会社で耐え続けなければいけない」
と考えないでください。
転職という選択肢があります。
そして、転職活動を始めたからといって、必ず今すぐ会社を辞めなければいけないわけでもありません。
まずは求人を見る。
転職エージェントに相談する。
自分の市場価値を確認してみる。
それだけでもいいと思います。
僕は4年間パワハラに悩みました。
もっと早く動いてもよかったと思っています。
この記事が、同じようにパワハラに悩んでいる方の背中を少しでも押せたら嬉しいです。
一人でも多くの人が、パワハラから解放され、自分らしく働ける環境を見つけられることを願っています。


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