パワハラはとてもつらいものです。
会社では常に嫌な思いをし、地獄のような就労時間を終えて帰宅しても何もやる気が起きない。
そして「また明日、あの職場に行かなければならないのか……」と、明日が来ることに怯える。
私自身も、約5年間パワハラに耐えながら働いていました。
現在は転職し、パワハラによるストレスを感じることなく、職場でも家庭でも楽しく過ごせています。
今振り返ってみると、なぜ私はもっと早くパワハラから逃げることができなかったのか、冷静になったからこそ分かることがあります。
そこで今回は、当時の自分と同じようにパワハラで悩んでいる人が、環境を変えるために最初にやってほしいことをご紹介します。
① 自分の生活支出を確認する
パワハラから逃げるために「転職したい」と考える人は多いと思います。
しかし、実際に転職活動を始めたり、退職を決断したりする人は、それほど多くないのではないでしょうか。
私自身がそうでした。
転職したいと思いながらも、5年間もパワハラに耐える生活を続けていました。
今振り返ってみると、その大きな理由の一つが転職後の収入減に対する不安でした。
当時は結婚しており、家計を支えていたため、
「転職して給料が下がったら生活できなくなるのでは?」
という不安があり、なかなか行動に移すことができませんでした。
しかし、子どもができたことをきっかけに資産運用や家計管理について勉強し、自分の家計を見直してみました。
すると、給料が多少下がっても生活できることが分かりました。
家計に余裕を作るために、私が見直したのは次のようなことです。
- 保険の見直し
- 携帯電話を格安SIMに変更
- 車の乗り換え・手放し
- 引っ越しによる家賃の削減
- その他、毎月の固定費の見直し
まずは**「自分はいくらあれば生活できるのか」**を確認してみてください。
転職によって収入が減ることへの不安も、具体的な生活費が分かれば、必要以上に怖がらなくて済むかもしれません。
また、パワハラを受けていると、ストレスから浪費が増えてしまうこともあります。
「仕事で嫌な思いをしているんだから、これくらい好きなものを買ってもいい」
「今日は嫌なことがあったから飲まないとやっていられない」
そんな状態になっていないか、一度自分の支出を確認してみることをおすすめします。
逃げるためには、まず逃げられる状態を作る。
そのためにも、家計の確認は非常に大切だと思います。
② 「仕返し」を考えない
長年パワハラに耐えていると、
「いつかパワハラ上司に仕返ししてやりたい!」
と思うことがあります。
私自身もそうでした。
当時はボイスレコーダーでパワハラの内容を録音し、人事に相談したこともあります。
しかし、残念ながら私の場合は、それだけでは状況は変わりませんでした。
もちろん、パワハラの記録を残したり、会社の相談窓口などに相談したりすること自体は大切です。
ただ、「どうやって仕返しするか」を考え続けることには、あまり意味がありません。
仕返しについて考えている間も、あなたの貴重な時間は過ぎていきます。
それなら、その時間を自分の未来のために使ったほうがいい。
転職活動を始める。
求人を調べる。
自分の市場価値を確認する。
生活費を見直す。
少しずつでもいいので、パワハラ上司ではなく自分の人生に意識を向けることをおすすめします。
私の場合は、
「会社を辞めること自体が、自分にとって一番の仕返しになる」
と考えるようにしました。
③ 「義理人情」だけで会社に残らない
パワハラをしてくる上司なのに、
「普段はいい人なんだけど……」
「昔は面倒を見てもらったから……」
「昇給させてもらったから……」
「自分を出世させてくれたから……」
と、上司や会社に対して情を感じてしまうことがあります。
私自身も、こうした気持ちがありました。
しかし、ここで一度考えてみてください。
本当に自分を大切にしてくれている人なら、継続的にあなたを苦しめるようなことをするでしょうか?
もちろん、仕事の厳しい指導とパワハラは別物です。
仕事上の注意を受けることまで「パワハラ」と考える必要はありません。
しかし、明らかに自分を苦しめるような行為が繰り返されているのであれば、
「昔お世話になったから」
「この会社には長く勤めているから」
という理由だけで、自分を犠牲にする必要はないと思います。
自分の人生をどうするのかを決めるのは自分です。
義理や人情だけで、自分が壊れてしまうまで耐える必要はありません。
④ 自分の市場価値を確認する
パワハラから逃げたいと思ったとき、次に不安になるのが、
「そもそも自分は転職できるのだろうか?」
ということです。
私もここが不安でした。
「今の会社を辞めたら、次の会社が見つからないかもしれない」
「今より給料が下がるかもしれない」
「自分の経験なんて他の会社では通用しないかもしれない」
そんなことを考えて、なかなか動けませんでした。
そこでおすすめしたいのが、転職エージェントなどを利用して、自分の市場価値を確認してみることです。
転職するかどうかは、その後に決めればいいと思います。
まずは、
「自分の経験なら、どんな求人があるのか?」
「現在の年収と比べて、どのくらいの条件が狙えるのか?」
「自分の経験を評価してくれる会社はあるのか?」
という情報を集めてみましょう。
転職活動を始めたからといって、必ず転職しなければいけないわけではありません。
「いつでも辞められる」という選択肢を持っているだけでも、今の職場に対する気持ちは変わります。
「この会社しかない」と思っている状態と、
「ここがダメなら他の会社に行けばいい」
と思える状態では、精神的な余裕が全く違います。
パワハラで辛い時こそ「逃げる準備」をする
パワハラを受けていると、精神的にも疲れてしまい、仕事が終わった後は何もする気が起きなくなることがあります。
私自身もそうでした。
だからこそ、いきなり大きな行動を起こす必要はありません。
まずは、
自分の生活費を確認する。
自分の市場価値を確認する。
求人を眺めてみる。
これだけでも十分です。
「転職する」と決断する前に、転職できる状態を作っておくことが大切です。
そして、パワハラの記録を残したり、信頼できる人や会社の相談窓口などに相談したりすることも検討してください。
一人で抱え込まないことも大切です。
まとめ
今回は、パワハラで辛い時こそやってほしいことを、私自身の経験をもとにご紹介しました。
私が伝えたいことは次の4つです。
- 自分の生活支出を確認する
- 「仕返し」を考えない
- 「義理人情」だけで会社に残らない
- 自分の市場価値を確認する
パワハラを受けていると、何もやる気がなくなってしまいます。
「辞めたい」と思っていても、収入や家族、転職先のことを考えるとなかなか行動できません。
私自身も5年間そうでした。
しかし、家計を見直し、自分の市場価値を確認していくことで、少しずつ「今の会社にしがみつかなくてもいい」と思えるようになりました。
そして実際に転職してみると、パワハラによるストレスを感じない環境で働くことができています。
今の環境がつらいなら、環境を変える選択肢を持ってください。
すぐに会社を辞める必要はありません。
まずは「いつでも逃げられる準備」を始めてみましょう。
この記事が、現在パワハラで悩んでいる方が行動を起こすきっかけになれば嬉しいです。


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