パワハラに悩んでいると、
「もう会社を辞めたい……」
「こんな上司から早く逃げたい……」
と思ってしまいますよね。
僕自身も長い間パワハラに悩み、最終的には転職という選択をしました。
ただ、転職や退職は「今日決めて、明日辞める」というわけにはいきません。
転職活動をして、求人を探して、面接を受けて、内定をもらって……。
その間は、どうしても現在の職場で働き続ける必要があります。
では、パワハラのある職場で、ただ耐え続けるしかないのでしょうか?
僕はそうは思いません。
そこで今回は、僕自身の経験から、
「パワハラ職場からすぐに離れられない間に、自分のためにやっておきたいこと」
を5つ紹介します。
自分の価値を必要以上に否定しない
パワハラを受け続けていると、自分に自信がなくなってきます。
例えば、
「仕事が遅い!」
「こんなこともできないのか!」
「お前は何をやってもダメだ!」
などと言われ続けていると、
「もしかして自分は本当に仕事ができないのかな……」
と思ってしまいます。
でも、ここで一度立ち止まって考えてみてください。
本当に自分の能力だけが原因なのでしょうか?
例えば、明らかに時間内では終わらない量の仕事を渡されていたり、本来の担当範囲を大きく超えた仕事を任されていたりするのであれば、「自分の能力が低い」と決めつける必要はありません。
厚生労働省では、職場のパワーハラスメントについて、代表的な6つの類型として「身体的な攻撃」「精神的な攻撃」「人間関係からの切り離し」「過大な要求」「過小な要求」「個の侵害」を整理しています。
特に「過大な要求」には、業務上明らかに不要なことや、遂行不可能なことを強制する行為などが含まれます。
だからこそ、
「自分がダメだから怒られている」
と、すべてを自分の責任にしないことが大切です。
一度、客観的に考えてみる
例えば、
- その仕事量は本当に勤務時間内に終わるのか
- 自分の担当範囲なのか
- 必要な教育や説明を受けているのか
- 他の人が同じ仕事をしても同じ結果になるのではないか
- 上司の指示は業務上必要な範囲なのか
こういったことを一度整理してみましょう。
もちろん、自分に改善できる部分があれば改善することも大切です。
でも、すべてを「自分が悪い」と考える必要はありません。
②仕事は手を抜かず、自分の仕事をしっかりやる
「パワハラ上司が嫌だから、もう仕事なんて適当でいい!」
そう思いたくなる気持ちは分かります。
僕も何度もそう思いました。
でも、これはおすすめしません。
パワハラ上司の言動と、自分の仕事への姿勢は分けて考えたほうがいいと思います。
上司の問題は上司の問題。
自分の仕事は自分の仕事です。
自分が担当している仕事については、できる範囲でしっかり取り組みましょう。
なぜ仕事を続けることが大切なのか?
理由は、転職するときにも役立つからです。
今の会社を辞めるからといって、
「もう適当でいいや」
という状態が長く続くと、仕事に対する姿勢そのものが崩れてしまう可能性があります。
逆に、
「この会社を辞めるとしても、自分の仕事はちゃんとやる」
という気持ちを持っておけば、転職先でも自信を持って仕事を始められます。
もちろん、体調や安全を犠牲にしてまで頑張る必要はありません。
そこは絶対に無理をしないでください。
僕が言いたいのは、
「パワハラ上司に振り回されても、自分自身の仕事への姿勢まで壊されないようにしよう」
ということです。
③資格を取得する
パワハラで悩んでいると、
「家に帰ったら何もしたくない……」
という状態になってしまいます。
僕もそうでした。
でも、もし少しでも余力があるなら、資格の勉強を始めてみるのもおすすめです。
資格は、転職するときのアピール材料になる場合があります。
特に、今の仕事や転職したい仕事に関連する資格なら、これまでの経験と組み合わせてアピールしやすくなります。
僕自身も転職を経験する中で、仕事で使える資格を持っていることは一つの武器になると感じました。
資格が取れなくても無駄ではない
資格勉強を始めたけど、
「結局、試験に落ちてしまった……」
ということもあると思います。
でも、僕はそれでも無駄ではないと思っています。
社会人になってから勉強するというのは、それだけでも大変です。
資格の勉強をすることで、
- 新しい知識が増える
- 仕事への理解が深くなる
- 勉強する習慣がつく
- 転職先の選択肢が増える
といったメリットがあります。
ただし、
「時間がない=努力不足」
と自分を責める必要はありません。
パワハラ環境で疲れ切っているなら、まず自分の心身を守ることが優先です。
余力があるときに、少しずつ始めてみましょう。
④今の会社から「持っていけるスキル」を増やす
資格取得と似ていますが、もう一つおすすめしたいのが、
スキルアップです。
「どうせ辞める会社だから、何も覚えなくていい」
ではなく、
「どうせ辞めるなら、この会社から吸収できるものは全部吸収してやろう!」
くらいの気持ちでいいと思います。
例えば、
- 他部署の仕事を経験する
- 新しい設備を扱う
- 新しい仕事を任せてもらう
- 資料作成を覚える
- 後輩の教育を経験する
- 品質管理について学ぶ
- トラブル対応を経験する
などです。
パワハラ職場を「自分の経験値」に変える
これは少し考え方を変える必要があります。
今の会社に嫌な思いをさせられている。
でも、
「この会社で経験したことを、次の会社で武器にしてやる」
と考えてみる。
僕自身、製造現場でいろいろな経験をして、それを転職活動でアピールしました。
「こんな仕事をやってきました」
「こんなトラブルを解決しました」
「こんな資格を取得しました」
という経験は、次の会社に持っていけます。
だから、
辞める予定の会社だからこそ、吸収できるものは吸収しておく。
これは転職を考えている人におすすめしたい考え方です。
ただし、無理に新しい仕事を引き受けて自分を追い込む必要はありません。
自分の体調や現在の仕事量を考えながら、できる範囲で挑戦しましょう。
⑤転職エージェントに登録しておく
そして、僕が一番おすすめしたいのがこれです。
転職エージェントに登録すること。
「まだ辞めると決めていないのに登録していいの?」
と思うかもしれません。
僕は、いいと思います。
転職エージェントに登録したからといって、必ず転職しなければいけないわけではありません。
まずは、
「自分にはどんな求人があるのか?」
を知るだけでもいいんです。
自分の市場価値を知る
転職エージェントを利用すると、
- 自分の経験に近い求人
- 自分の資格を活かせる仕事
- 希望条件に近い求人
- 現在の転職市場
などを知るきっかけになります。
さらに、履歴書や職務経歴書を作ることで、
「自分って今までこんな仕事をしてきたんだな」
と、自分の経験を整理することもできます。
これは結構大きいです。
パワハラを受け続けていると、
「自分には何の価値もない」
という気持ちになってしまうことがあります。
でも、職務経歴書を書いてみると、
「自分も意外といろんな仕事をやってきたな」
と気づくことがあります。
転職活動を始めると気持ちが少し楽になる
僕自身、転職活動を始めてから感じたことがあります。
それは、
「この会社しか自分の居場所がないわけじゃない」
と分かったことです。
これが精神的にかなり大きかったです。
パワハラを受けていると、
「この会社を辞めたら生活できない」
「他に働ける場所なんてない」
と考えてしまいがちです。
でも、求人を見てみる。
転職エージェントに相談してみる。
職務経歴書を書いてみる。
そうすると、
「もしかしたら、他にも働ける場所があるかもしれない」
と思えるようになります。
この感覚だけでも、僕は大きな意味があると思っています。
まとめ|パワハラ上司ではなく、自分の未来に目を向けよう
今回は、
「パワハラ職場環境で自分のためにすべきこと」
として、5つ紹介しました。
- 自分の価値を必要以上に否定しない
- 仕事は手を抜かず、自分の仕事をしっかりやる
- 資格を取得する
- 自分のスキルを上げる
- 転職エージェントに登録する
パワハラを受けていると、毎日その上司のことで頭がいっぱいになってしまいます。
「今日は何を言われるんだろう……」
「また怒られるのかな……」
「どうすれば怒られないんだろう……」
僕もそうでした。
でも、ずっとパワハラ上司のことばかり考えていると、自分の人生までその人に支配されてしまいます。
だからこそ、
「この環境から抜け出すために、自分は何ができるだろう?」
と考えてほしいです。
資格を取る。
スキルを身につける。
仕事の実績を作る。
職務経歴書を書く。
求人を見る。
転職エージェントに相談する。
一つずつでいいんです。
パワハラ上司に人生を壊されないために
パワハラをする人を変えることは、簡単ではありません。
僕自身も、
「この人がもう少し普通になってくれれば……」
と何度も思いました。
でも、相手を変えることに時間を使うより、
自分が逃げられる準備をする。
そのほうが、自分の人生を変えるためには現実的な方法だと僕は考えています。
そして、転職するかどうかは最終的に自分で決めればいい。
今すぐ辞められなくても、
「いつでも辞められるように準備しておく」
だけでも、気持ちは少し変わります。
もしパワハラによって心身に強い負担を感じているなら、一人で抱え込まないでください。厚生労働省も、会社の相談窓口や信頼できる上司、労働組合、都道府県労働局などへの相談を案内しています。
パワハラに耐えることが「強さ」ではありません。
自分を守るために行動することも、立派な強さです。
僕はそう思っています。


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