高校や大学を卒業して就職すると、「そろそろ車が必要かな?」と考える人も多いのではないでしょうか。
通勤で車を使う人はもちろん、休日の買い物や趣味、友人とのドライブなど、社会人になると車が活躍する場面も増えてきます。
しかし、車は決して安い買い物ではありません。
購入した後に「こんなにお金がかかるとは思わなかった」「思っていたより使いにくい」「別の車にすればよかった」と後悔してしまうこともあります。
僕自身もこれまで何度か車を購入・乗り換えてきましたが、車選びは「欲しい車」だけで決めるのではなく、自分の生活に合った車を選ぶことが大切だと感じています。
この記事では、これから初めて車を購入する新卒・初心者の方に向けて、車選びで失敗しないために確認してほしいポイントを紹介します。
1.まずは使用用途・使用頻度から考える
車を選ぶとき、最初に考えてほしいのが、
「自分は何のために車を使うのか?」
ということです。
例えば、
- 毎日の通勤に使う
- 休日の買い物に使う
- 長距離通勤に使う
- サーフィンに使う
- スキーやスノーボードに使う
- キャンプに使う
- 家族や友人を乗せる
など、人によって車の使い方は大きく違います。
通勤で毎日使うなら走行距離を確認
通勤に使う場合は、自宅から職場まで何kmあるのかを確認しましょう。
例えば片道30kmの通勤と、片道5kmの通勤では、年間の走行距離が大きく変わります。
走行距離が多い人なら、燃費の良い車を選ぶことで、長期的にはガソリン代を抑えやすくなります。
反対に、休日しか車に乗らないのであれば、燃費だけを重視する必要はありません。
趣味に合わせて車を選ぶ
趣味も車選びでは重要です。
例えばサーフィンが趣味なら、サーフボードや着替えなどを積載できる車が便利です。
スキーやスノーボードをする人なら、雪道を走る機会が多いため、4WDが候補になる場合もあります。
キャンプが趣味なら荷物をたくさん積める車が便利です。
このように、
「人気の車」ではなく「自分の生活に必要な車」
を考えることが大切です。
2.駐車場に入るか確認する
意外と忘れがちなのが駐車場のサイズです。
車を購入してから、
「思ったより駐車場が狭い……」
となってしまうと大変です。
特に大きなSUVやミニバンなどを購入する場合は、
- 駐車場の幅
- 駐車場の長さ
- 高さ制限
- 隣の車との間隔
- 自宅周辺の道路幅
などを確認しておきましょう。
マンションや月極駐車場の場合は、契約前に車両サイズの制限がないか確認することも大切です。
車そのものだけでなく、「その車を実際に置けるのか」まで考えて選びましょう。
3.予算は「車両価格」ではなく「維持費」まで考える
初めて車を購入する人に一番注意してほしいのがここです。
車を買うとき、
「月々のローンが3万円だから大丈夫!」
と考えてしまうのは危険です。
車を所有すると、ローン以外にもさまざまなお金がかかります。
例えば、
- 車のローン
- 自動車保険
- ガソリン代
- 税金
- 車検・整備費用
- タイヤ・オイルなどの消耗品
- 駐車場代
などです。
車両価格だけで予算を決めないことが大切です。
4.車本体の価格だけで判断しない
車は高額なので、最初に購入予算を決めておきましょう。
特にローンを利用する場合は、
「この車が買えるか」ではなく「この車を無理なく維持できるか」
で考えることをおすすめします。
僕自身は、ローンを組む場合でも、できるだけ長期間の返済にならないように考えています。
もちろん、何年で返済するかは収入や生活状況によって変わります。
僕の場合は、長くても5年程度を一つの目安にしていました。
これはあくまで僕自身の経験ですが、車を何年も乗っていると「そろそろ違う車に乗りたい」と思うこともあります。
長期ローンを組む場合は、車を乗り換えたいと思ったときにもローン残高が残っている可能性を考えておきましょう。
5.自動車保険料を必ず確認する
新卒・初心者ドライバーが特に注意したいのが、自動車保険です。
免許を取得したばかりの若い人は、年齢や契約条件などによって保険料が高くなる場合があります。
また、自動車保険は単純に「車が大きいから高い」という仕組みではありません。
年齢や等級、補償内容、車の型式など、さまざまな条件によって保険料が変わります。車種ごとに事故実績を反映した「型式別料率クラス」も設定されています。
そのため、車を契約する前に購入予定の車の保険料を見積もっておくことをおすすめします。
「車のローンは払えるけど、保険料が思ったより高かった……」
ということにならないようにしましょう。
6.修理・メンテナンス費用も考えておく
車は購入して終わりではありません。
エンジンオイル、タイヤ、バッテリー、ワイパーなど、定期的に交換が必要になる部品があります。
また、故障や車検などでまとまった出費が発生することもあります。
自家用乗用車の場合、新車の初回車検は3年、その後は2年ごとが基本です。中古車の場合は「購入から2年後」と決まっているわけではなく、購入時点で残っている車検の有効期間を確認する必要があります。
僕の場合、コンパクトカーなら毎月1万円程度を車用のお金として積み立てておくと安心だと考えています。
もちろん、これは僕自身の経験から考えた金額なので、車種や年間走行距離によって必要な金額は変わります。
大きな車や高性能車、輸入車などを購入する場合は、さらに余裕を持って考えたほうがいいでしょう。
7.ガソリン代も毎月の固定費として考える
ガソリン代も忘れてはいけません。
例えば、
月間走行距離 ÷ 実燃費 × ガソリン単価 = 月間ガソリン代
で、おおよその金額を計算できます。
例えば、
- 月1,000km走行
- 実燃費15km/L
- ガソリン180円/L
なら、
1,000km ÷ 15km/L × 180円 ≒ 12,000円
となります。
実際の燃費は走り方や道路状況によって変わるので、あくまで目安として考えてください。
購入前に「毎月どれくらいガソリン代がかかるのか」を計算しておくと、車を所有した後の生活費をイメージしやすくなります。
8.メーカー・車種は必ず比較する
予算と使用用途が決まったら、車種を絞り込んでいきます。
ここで重要なのが、
「一台だけ見て決めない」
ことです。
同じくらいの価格でも、
- 装備
- 燃費
- 室内の広さ
- シート
- 運転のしやすさ
- 荷室
- 安全装備
などが違います。
メーカーが決まっていても比較する
例えば「トヨタが好き」という人でも、トヨタ車の中で複数の車種を比較してみましょう。
外観だけではなく、
- 運転席の視界
- シートの座り心地
- ハンドルの位置
- ペダルの位置
- 後部座席
- 荷室
- 車庫への出し入れ
などを確認することをおすすめします。
できれば実際に試乗してみるのが一番です。
カタログを見ただけでは分からないことがたくさんあります。
9.新車・中古車・未使用車を比較する
車を購入するときは、新車だけでなく中古車も候補に入れてみましょう。
特に最近は「未使用車」と呼ばれる中古車販売店の車両もあります。
未使用車は、登録済みなどの条件によって新車とは扱いが異なるため、「ほぼ新車だから必ず安い」と決めつけず、同条件の新車と総額を比較することが大切です。
色やグレード、メーカーオプションなどを自由に選べない場合もあるため、自分の希望に合っているか確認しましょう。
試乗車もチェックしてみる
僕が個人的におすすめしたいのが試乗車・展示車などの中古車です。
試乗車は、多くの人が実際に乗っているというデメリットがあります。
一方で、比較的走行距離が少なく、メーカーオプションなどの装備が充実している車が見つかる場合があります。
新車では予算的に諦めていた装備が付いている車を、中古車として購入できるケースもあります。
ただし、試乗車だから必ずお買い得とは限りません。
新車価格・中古車価格・装備・走行距離・車両状態を比較して判断しましょう。
10.中古車は「価格だけ」で判断しない
中古車は同じ車種でも価格が大きく違います。
例えば、
- 年式
- 走行距離
- グレード
- ボディカラー
- オプション
- 修復歴
- 車検の残り
- タイヤなどの消耗品
- 車両の状態
などによって価格が変わります。
「同じ車なのに、なぜこんなに値段が違うんだろう?」
と思ったら、その理由を確認してみましょう。
例えば、走行距離が少なくても人気のないボディカラーなら安く販売されている場合があります。
逆に、走行距離が多くても人気グレードや人気装備が付いていることで価格が高くなる場合もあります。
つまり、
「値段が高い=状態が良い」
とは限りません。
中古車は価格だけではなく、年式・走行距離・装備・状態・車検残・修復歴などを総合的に比較することが重要です。
11.友達や親のおすすめだけで車を決めない
初めて車を購入するときは、周囲の人からいろいろなアドバイスをもらうと思います。
「この車がいいよ!」
「友達が乗ってるから同じ車にしよう」
「親がこの車にしろって言ってる」
ということもあるでしょう。
もちろん、周囲の意見を参考にすることは大切です。
しかし、最終的に車を使うのは自分です。
友達にとって使いやすい車が、自分にとって使いやすいとは限りません。
親がおすすめする車が、自分の通勤や趣味に合っているとも限りません。
僕自身、車選びでは**「自分がどのように使うのか」**を最優先にすることが大切だと考えています。
12.お店も一店舗だけで決めない
車種が決まったからといって、すぐに契約する必要はありません。
同じ車種でも販売店によって、
- 車両価格
- オプション
- 諸費用
- 下取り価格
- ローン条件
- メンテナンス内容
などが違う場合があります。
可能であれば複数の販売店や販売方法を比較してみましょう。
「親が昔から付き合っている店だから」
「友達がそこで働いているから」
という理由だけで決める必要はありません。
もちろん、信頼できる販売店との付き合いは大切です。
そのうえで、一度は他のお店の見積もりも確認してみると、より納得して購入できます。
僕が初めて車を買う人に伝えたいこと
社会人になって初めて車を買うときは、ワクワクすると思います。
僕も車を買うときは嬉しかったです。
しかし、車は購入した瞬間がゴールではありません。
その後、
ローン+保険+ガソリン+税金+メンテナンス+駐車場
などのお金がかかります。
だからこそ、
「欲しい車」ではなく「無理なく維持できる車」
を選んでほしいと思います。
お金を貯めたいなら格安中古車という選択肢もある
「できるだけお金を貯めたい」という人なら、あえて安い中古車を選ぶ方法もあります。
もちろん、年式が古かったり走行距離が多かったりする車には、故障や修理のリスクがあります。
そのため、購入前に車両状態をしっかり確認することが大切です。
僕自身、お金を貯めるために、
車検・諸費用込みで18万円ほどの軽自動車
を購入したことがあります。
なんと車両価格は3万円でした。
かなり古い車でしたが、僕の場合は2年間、故障することなく走ってくれました。
もちろん、これは僕が購入した車の話なので、すべての格安中古車が同じように乗れるわけではありません。
それでも、
「新車じゃないとダメ」
「高い車じゃないとダメ」
というわけではありません。
日本車の耐久性には、本当に助けられました。
まとめ|初めての車だからこそ焦らず選ぼう
新卒で社会人になって、初めて自分の車を購入する。
これはかなりワクワクするイベントだと思います。
しかし、車は人生の中でも大きな買い物の一つです。
だからこそ、
- 使用用途・使用頻度を考える
- 駐車場のサイズを確認する
- 車両価格だけでなく維持費まで考える
- 保険料を事前に確認する
- 新車・中古車を比較する
- 複数の車種・販売店を比較する
- 周囲の意見だけで決めない
- 中古車は価格だけで判断しない
ということを意識してみてください。
車選びで大切なのは、
「一番欲しい車」ではなく「自分の生活に一番合っている車」を選ぶこと。
だと思います。
焦って契約する必要はありません。
いろいろな車を見て、試乗して、見積もりを比較して、自分が納得できる一台を選びましょう。
せっかくの新社会人生活。車のローンで生活が苦しくならないように、無理のない車選びをしてくださいね。
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